2021年のベストアクト出ました
世界よ、その熱い輝きをみたか
2021年始まってまだ20日と経っていませんが。
出ましたよ、ベストアクト。
2021年1月18日放送、TBS系列の音楽番組「CDTV ライブ!ライブ!」にて、約15分間にわたり、サンボマスターとジャニーズWESTのコラボステージが披露された。
光と光の出会い、爆発
ジャニーズWESTの新曲「週刊うまくいく曜日」は、WEST側からのオファーを受け、サンボマスターの山口さんより提供された楽曲。
そのオファーが同番組をきっかけにしていることもあり、ステージが始まる前からサンボとWESTの両者、とりわけWESTの興奮は最高潮だった。
重岡大毅さん
『今日はもうすでに楽しくて楽しくてたのしくて仕方なァいッ!生放送むちゃくちゃやりましょう!
週刊!うまくいく!曜日ーーーーッ!!!!!!』
いやあーた、まだ歌始まってませんよ そんな絶叫してどう歌い出すのよ。もう喉バチギレとるやん 。絶対声出んやろ アホか?!???
ドゥドゥドゥン!週刊うまくいく曜日〜
…全然そのまま歌い出した。喉バチギレたまま歌にいくの、すごいというより怖いぜ。ラウドロックのやりかたやん (ラウドロック、大好きです)
そしてリズム隊サンボも他のメンバーも、あのゴリゴリの叫びにうろたえることなく滑らかすぎる滑り出しを見せていてすごい。
さてはリハからあの興奮っぷりだったんですか?わからんけど
CD音源やこれまでの演奏には聞くことのなかったひずんだギターの音に、サンボマスターがいることを実感して、体温が上がる。
ラララ 明日からきっと (ラブ&ピース)
素晴らしく 笑える気がする
必ず光がさすよ 毎日
サンボのファンじゃなくてもサンボ節やな!とわかってしまうためリリース前から「(ラブ&ピース) 」の言葉にニッコリしていた が
まさかサンボが「(ラブ&ピース) 」を歌うのを見られるとは思ってなかったじゃんね……………………
実際見るとニッコリとかではすまなかったよ。痺れた。だってサンボ節を歌うサンボはマジのサンボなんですよ(?)
そして「必ず」「毎日」で聞いたことない上ハモが登場してて、なにそれ。聞いたことないのに聞いたことある。懐かしい。なにこれ。もうサンボの上ハモが夢に出そう
2番キメ。
サビ前の「過去も未来も報われる毎日を」を濵田さんはいつも「毎日を〜ォォォ⤵︎」と下げて歌うのに、今日は「毎日を〜ォォォ⤵︎〜〜ォォァーォッ⤴︎⤴︎⤴︎」とブチ上がりまくっていた。濵田大爆発。縁起がいい。ハレルヤ。
2番サビの「光がさすよ」が桐山さんと山口さんのパートになっており、山口さんがめちゃめちゃめちゃめちゃ桐山さんに視線を送っている。
なのに桐山さんがこちらをガン見してくるので、
(気づいて!照史!隣となり!照史!!!オイ!!!!!!!!!)
と焦っていたら「毎日〜」で山口さんとばっちし目を合わせたしまさかの上ハモだったので…………ぼくはわたしは…………………
だってねえ サンボが抱えてもってきた上ハモをWESTも担いでくれると思わないじゃないですか
しんどすぎない?
サンボの上ハモだけでなく照史の上ハモまで夢にみてしまうやん こんなん
ほんと罪作りな人たち!ぷんすこ!
とか言ってたら次の「光がさすよ 毎日に」は山口さんソロパになってた。こんなんソロパートを超えてソロパーティーやがな
『カモンカモンカモンカモン!ワンツーさんし!』の合図でなだれ込む大サビ。
WESTが2手にわかれて思い思いに、座り込む山口さんを囲んだり近藤さんに寄ったりしている。
こちらもニッコリ見ていたらそのあとに7人そろってドラムに顔見せに行っててちょっと笑う。
木内さんvsジャニーズWEST w/アクリル板 の図
なんの絵?
1人で笑いながら困惑してたら今度は山口さんがギター外して桐山さんに託してて桐山さんが困惑してた。
三線は弾けてもギター弾けませんうちの桐山は。
でも気合いでギタリストしてた。照史なんでもできて好きやで
そんな、楽しさと熱がはじけてむちゃくちゃになっている様を見せつけられながら曲が終わってしまった。
「週刊〜」は、ミディアムテンポのご陽気さを感じるサウンドに力強い歌詞が乗った、秋の夕陽が差しこむような曲だと思っている。
けれど今日は、真夏の真っ昼間の太陽みたいなギラつきがあった。ずっと見つめていたせいで、まぶたの裏に残像がある。※太陽の直視、ダメ、絶対
『たのし〜ッ!』と倒れ込む重岡さん。『なんやこれ!』と言葉にできない高ぶりをみせる濵田さんたちをよそに、なんでもできる桐山さんが綺麗にサンボにバトンを渡す。
いま「新しい日々」を歌う
『ほんとに、大変な毎日ですけど、今の時間だけちょっとでも笑えるように、みんなが笑えるように、大変な毎日だけど、大変な毎日だけど、あなたの生命がキラッキラに輝いてるって俺たち証明しに来ましたッ
あなたの生命が美しくて、美しくて美しいってことを、デッカく歌いに来ましたッッッッ!!!』
と山口さんが叫び、始まるのは「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」。
フロアに降り、全身でリズムを感じているWEST。
まんまいつもの、いやかつての俺たちやんけ。
新しい日々をつなぐのは 新しい君と僕なのさ
僕等なぜか確かめ合う
世界じゃそれを愛と呼ぶんだぜ
山口さん『もっとできる人ーーッ』
WESTのみんな『うぇ〜〜〜い!!!!!!!』
煽りかわいい
Bメロでジャンプするおきまりのノリが周りとそろったりしてうれしい、みたいなのライブハウスやアリーナで何度もやったやつで見てて楽しい。
サンボWEST、今めちゃめちゃ「ライブ」をしてる
『2021年のWESTさんの幸せと今みてくださってるみなさんの幸せをお祈りいたしまして、愛と平和コールやってよろしいですかッ』
愛と!平和!愛と!平和!あいと!へいわ!
悲しみで花が咲くものか!!!!!!!!!!
新しい日々の僕達は 高鳴る予感がしてるのさ
君と僕が夢を叫ぶ
世界はそれを待っているんだぜ
あなたのために歌うのが これ程怖いモノだとは
だけど僕等確かめ合う
肩を組み、拳を突き上げシンガロングしているWEST。サンボもWESTもわたしたちも、この歌が以前歌われていたときにはなかった「歌う怖さ」を今は知ってるんだよなあと思う。
『おんなじ時代に、おんなじ時代に生きててくれてみなさんありがとうございますッ』
「新しい生活様式を」と言われまくった1年の果てに「世界〜」を聞いて、今の新しい日々を超えた更なる「新しい日々の僕達」を夢にみる。どうか今より悲しくない日々だといいな。
そして夢にみる
サンボマスターはまっすぐな熱を振りまきながら、痛みある青い生命を歌うバンドだ。
そのまっすぐさはともすれば危ういくらいで、正直怖れを感じるときもあるのだけど、それでも人生にはサンボしか聞けないときがある。
少なくともわたしの人生にはあった。どうしても元気が出なくて、別に何が起きたわけでもなくて、毎日変わらずで、でもどうしてもいやになって。
どうにかこうにか日々を続けるために、ひたすら「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」と「輝きだして走ってく」を延々リピートしながら朝の電車に揺られていた。
サンボのロックで元気を注入してむりやり乗り切っていた。
どうしても、サンボの熱が必要な日々だった。
ジャニーズWESTはというと、すこやかな肉体と精神を携え、こちらに向かって全力で笑いかけてくるアイドルだと思う。
カッコいいところあり、ときにカッコ悪いところあり。
汗も鼻水も繕わず、人間らしさを晒したままで笑う表情の輝きに、生命のきらめきに、どうしようもなく引きつけられる。
2020年、世界が病に蝕まれる中、また気持ちがエンストしかけたわたしは、WESTと出会ってなんとか日々を乗り切っている。
まあ正直サンボとWESTだけでなく、バンドやアイドルやその他たくさんのエンタメに元気を注入されて日々を続けてきたのだけれど、わたしが愛したエンタメ同士が正面から交わるのは初めてに近いので、改めて両者の出会いが感慨深い。
愛と平和、ラブ&ピースを歌いながら、叫びながら、それぞれが混じり合い、熱い輝きをみせる姿に、いつかその熱に直接ふれられる日々が来ることを強く願う。
今は叶わないけれど、いつか必ず。
それまではキミを夢にみて。